夏休みの前半補習終了の翌日から、2泊3日で合宿を行った。場所は中1の集団宿泊研修で行く大洲青少年交流の家である。中2以上の部員のうち、希望者17名が参加した。
合宿初日、学校のマイクロバスで大洲に到着。すぐにガイダンスが行われた。
練習場所は初日は狭い卓球場であったが、2日目は幸いに、体育館が使用できた。
初日の昼食。食事はバイキング方式で、各自で食べたいものをすきなだけ取るのである。
初日の夕べのつどい。宿泊する団体が広場に勢揃いして自己紹介する。その前に、旗を降ろす儀式がある。
このときは部長が代表であいさつした。
そのあと、施設の職員の指導で、他団体と交流するためのゲームがあった。鬼ごっこのようなものであったが、それなりに必死に楽しくやっていた。
初日の夕食。後方の集団は、別の団体。
2日目の夕食は、野外炊飯を実施した。メニューは焼き肉である。ちゃんと、それ専用の施設があるのが、さすが国立である。
大学職員のNさんがたまたまこの施設に出向で勤務されていた。本校卓球部OBである。ていねいに準備と片付けの要領を教えてくれた。
まず3つのグループにわかれ、各グループごとに、「ご飯炊き班」と「食材準備班」をつくった。さっそく準備にとりかかる。
ご飯は羽釜で炊くのである。
あと、肉や野菜を切って、焼く準備をするのだ。
こちらはご飯炊き班。火の付け方、ご飯の炊き方も教えられたとおりにやっていく。
ご飯が電気で炊くものになったのは高度成長期以後なのだ。それまで食事のたびにこんな風に炊いていたのか、としみじみ思いつつ、夏には暑すぎる作業だ。(薪ではなくて、練炭だったか?)
夏の夕暮れ。5時過ぎの景色。行ったことはないが、バリ島的な風情である。
着々と準備はすすむ。
ご飯もちゃんと炊けたようだ。
ひっくり返らないよう、注意して、テーブルまで運ぶ。
全員のご飯を茶碗によそう。準備しているうちに、チームワークもよくなってきた。
食事の前に、部長からあいさつ。お茶で乾杯して食べ始める。
焼き肉は、長方形型の七輪で焼く。中の炭は、ご飯を炊くときにカマドに炭をいれて火をつけていたのである。
グループ1。
グループ2。
グループ3.
この班はどういうわけか、最初から火の勢いがすごかった。
この班は最初、抑えめの展開であったが、後半、急激に炎上しはじめた。
1テーブルに6人ずつすわるとちょうどいい感じなのだ。
食事が終わると後片付け。食器や調理器具を洗う。羽釜も煤を完璧に落とす。
七輪を片付け、炭を処理する。午後4時半に準備を開始したが、食事と片付けが終了したのは午後8時前だった。風呂の終了時間が迫る。いそいで引き揚げた。